舞鶴市観光 〜舞鶴引揚記念館篇〜
青春18きっぷを使い、大阪から4時間強ほど電車に揺られ到着。
舞鶴市には「西舞鶴駅」と「東舞鶴駅」があるが、今回は「東舞鶴駅」周辺を観光しに来た。
駅のすぐ近くにあるチケットカウンターで「舞鶴かまぼこ手形」という、舞鶴市内のバスを1日乗り放題でき、なおかつ一部の観光施設が入館無料になったりするというパスだ。これは便利だなと思い、即買い。
この手形だが、手形というだけあってか、紙切れでできているのではなく、本物のかまぼこ板で作られている。ユニークな仕様でございます(笑)。
手形にはひもが付いていたので、首にぶら下げながら観光することにした。
そしてバスに乗り、最初に目指したのは、駅から少し離れたところに位置している「舞鶴引揚記念館」だ。
どういうところかと簡単に説明すると…、
第二次世界大戦後に海外に残され、抑留されていた日本人が帰国する際に乗った船の入港先が舞鶴市にあったのだが、主にその時のシベリア抑留に関する歴史を後世に伝え、平和の尊さを世界に発信するために設立された施設である。
この旅で一番行きたかった場所なので最初に行くことにした。
なぜかというと、自分の母方の亡くなったじいちゃんがシベリア抑留生活をしていて、子どもの頃に何度もその時の体験談を聞かされており、一度はここへ訪れておこうと思っていたからだ。
とまあ、個人的にいろんな事を道中のバスで思いながら到着。
ここはかまぼこ手形があると無料で入館できる。
中での撮影はしていないので写真はない。
館内にはすごい数の抑留生活を知る実際の資料がたくさんあった。
じいちゃんから聞いていた話と全く同じ内容を説明している展示がいくつもあり、とても感慨深い気持ちになった。聞いていた話から想像していたモノが目の前にいろいろとあったので、本当にいろんな事を考えさせられ、それと同時にじいちゃんのことをいろいろと思い出したりした。
子どもの頃にじいちゃんから抑留生活の話を会うたびにまじめに聞いていて本当によかったなと実感。また、じいちゃんはシベリアからよく生きて帰ってこれたな…、としみじみ感じ、そして、じいちゃんに深く感謝した。
館外には展望台が設けられていたので、そちらにも寄った。
舞鶴湾が一望でき、すごく見晴らしのいい場所だった。
脇を見ると、復元された引揚桟橋もあった。
そこにいた人たちが設置されている鐘を鳴らしていたのだが、展望台までよく聞こえていた。それを聞いて、引揚船が舞鶴港に入港している様を想像してみたりした…。
自分もその桟橋に行きたかったが、少し離れており時間がかかり、バスの時間に間に合いそうになかったので断念。
そんなわけで、しばらく展望台で休憩してからバス停に向かった。
ここへ来ただけですごく満足した感があるが、今旅はまだ続く…。
あと、記念スタンプと入館時に頂いたポストカードもせっかくなので載せておこう。
つづく