舞鶴市観光 〜舞鶴赤れんがパーク、赤れんが博物館、北吸トンネル篇〜
満足感に浸りつつ、腹も減らしながら歩き「舞鶴赤れんがパーク」に到着。
いい感じのたたずまいですな。疲れもあってか、少しの間ボーッと眺めていた。
少し前にスルーしたとはいえ、ちゃんと見ていなかったので分からなかったが、この近辺には赤れんが倉庫が10棟以上はあるようだ。
歴史的なことを超簡単に説明すると、旧海軍の軍需品や水雷倉庫として明治時代に建てられたものだ。国の重要文化財とされているものもあるみたい。また、映画やドラマのロケ地でも使われることがあるらしい。そういう点でも貴重な場所なんだなと思った。
通り過ぎた時にチラッと見えたのだが、この日は何かのイベントをやっていたらしく、観光客や地元の人で賑やかな様子だった。野外でいろいろやっていて、「海軍カレー」的なものを販売しているのが見えたのだが、自分が到着した時には既に片付け始めており頂くことができなかった。残念。
周囲をよく見てみると、そもそもここでのイベントは15時までだったらしい。
で、屋内イベント用に使う赤れんが倉庫が1棟あり、そこも覗いてみたが、みんな片付けしてました。あータイミング悪い(笑)。
まあいいか、赤れんが倉庫を見に来たのだから。
一応そのイベント用赤れんが倉庫内の様子も1枚載せておこう。
いくつかの赤れんが倉庫を充分に観察したあと、赤れんが倉庫を利用したカフェで「海軍カレー」の販売をしていたので入ってみたのだが…、ほぼ満席だった。そして、なぜか広いスペースで人がたくさんいるのにも関わらず静寂。自分的にすっごい居づらい雰囲気に耐えられず、退場せずにはいられなかった(笑)。なんかすんません。
とりあえず、隣の倉庫でお土産を売っていたので、いろいろ物色して自分&家族用に買い物を済ませた。
ここまで来ると腹の減りは気にならなくなっており、もうこのまま次の目的地に行ってやれ!という気持ちで「赤れんが博物館」まで行くことにした。
すぐ近くにあったのであっという間に到着。
ここの建物も明治時代に建てれられてた赤れんが倉庫を利用して運営している。ちなみにここも、かまぼこ手形で入場無料。
なんの知識もなくここへ来て入館したのだが、最初は戸惑ってしまった。なぜかというと、前半は世界のいろーんなレンガがずらーっと並んでおり、色々説明が書かれていたのだが、自分はレンガに興味のある人ではなかったので、楽しみ方が全然分からなかった(笑)。
写真は撮れないので無いが、本当に見事なまでにレンガづくし。しかしながら面白いもので、象形文字が書かれたものや、万里の長城、ベルリンの壁、アウシュヴィッツ強制収容所に使われていたもの等々、誰もが知っているような有名な歴史に絡んだレンガを見ていくうちに、だんだんとレンガを眺めるのが楽しくなってきた(笑)。
レンガの作り方などの説明にも興味深いことが書かれており、読んで学ぶことが面白くなっていた。
前半はそんな感じで貴重な海外のレンガをいろいろ紹介しており、後半は日本の歴史的に貴重なレンガの紹介をしていた。東京駅や日本銀行本店のレンガがあったりして、興味がどんどん湧いてきた。他にも様々な歴史ある日本のレンガが細かく紹介されていたり、舞鶴市に縁のあるレンガを紹介していたりした。
気がつけば、ほぉーほぉー、っと頷き楽しんでいる自分がいた。思っていた以上になんやかんやで「赤れんが博物館」を堪能している。興味のなかったものでも最終的に興味を持って退館できてよかったよかった。
ここでも記念スタンプを押したので、せっかくなので載せておこう。
そんな感じでここも充分に楽しみ、表にあるベンチで少し休憩し、帰るために東舞鶴駅へ歩いて向かうことにした。
うっかり忘れるところだったが、帰る方向にもちょっとした歴史的構造物があるので、それも見てから帰ることにした。
てなわけで到着。
ここは「北吸トンネル」といい、これもまた明治時代に造られたもので、軍港引込線として設けられたものだそうだ。そして赤れんがで造られております。
そんなに長いトンネルではなく、補修も結構されていたが、いい雰囲気は味わえた。とは言っても、観察中に地元の方々が何人も行き来するほど現役バリバリのトンネルであったりもする。
トンネルの中と外に灯りはあるものの、夜ここを通るのはちょいこわかも、トンネルの真横に墓地もあったし…。
とまあ、あっさり目に見て、その場を後にした。
東舞鶴駅近くまで来たが、さすがに何も食わずに電車に乗るのは厳しいので、舞鶴市の名物的「海軍カレー」と「肉じゃが」のどちらかを食べて帰ろうと思った。
が…、ない!駅前近くに全然ない!両方ともない!飲食店はあるにはあるが数が少ない上、両メニューどちらとも扱ってる店がない(笑)。
なんというか、舞鶴市は観光地ではあるけれども、がっつり観光地化はしていない田舎街って感じなんかぇ…?
仕方なく日本海側の土地なので、せめて海の幸でもと思い、ふつうの居酒屋でふつうの刺身定食的なのを食らった(笑)。
そんな残念な最後ではあったが、舞鶴市観光は堪能でき、今旅も楽しめた。
それにしても、思いのほか歩いて疲れたなあ(笑)。
舞鶴市観光
おわり